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座る位置で会話も変わる

2人でレストランに入り、テーブル席に案内されました。あなたはどんな位置に座りますか?  

  ・ 正面に座る〔対面型〕

  ・ 隣に座る 〔平行型〕

  ・ 横に座る 〔90度型〕

 

これが正解、というものはなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。「あなたと相手の関係」「そのときの状況」「どんな時間を過ごしたいか?」などを考えて、座る位置を意識しましょう。

◆◆対面型◆◆

対面型を上から見た図

もっともオーソドックスな位置取りです。

なにも考えずに座れば、この位置になるのではないでしょうか。正面に座ることで、笑った顔や怒った顔がよく見えて、友だち同士の楽しいお喋りなら、この位置がいいでしょう。また、自然と視線がぶつかりますし、身振り手振りもよく見えます。相手と真剣に議論したり、自分の長所をアピールしたり、そういったケースでは最適な位置です。複数人いる、議論の場では、「敵対的ポジション」と呼ばれることもあるようです。

 

ただ、あまり親しい関係でなく、そこにいる目的があいまい(仕事のついでに上司といっしょにランチとなったが、とくに話題もない。時間よ、早く過ぎてくれ)のようなときは、たえず視線がぶつかり、互いの表情や仕草が丸見えになるので、気まずさを感じることもあります。


◆◆平行型◆◆

平行型を上から見た図

夫婦や恋人など、親しい者同士の位置取りです。

視線がぶつかることがないため、互いに緊張を感じません。とても距離が近いため、ボディタッチをしたり、耳元でささやいたり、濃密なコミュニケーションが可能になります。2人で同じものを見ることもできるので、より一層、同じ時間を共有できます。もしあなたが、相手と急接近したいなら、こういう位置取りもありかもしれません。ただ、まだ関係が希薄な場合、いきなりこの位置に座られたら、普通は驚いてしまいますし、なにか意図があると、相手の方は思うでしょう。

 

レストランのテーブル席なら、勇気が必要な位置取りですが、バーのカウンターや、映画館、車の助手席などであれば、自然にこの位置に座れるので、そういった場所に誘うほうが現実的です。デートの定番がこういう位置に座れる場所なのは、ちゃんと意味があるようです。


◆◆90度型◆◆

90度型を上から見た図

カウンセリングポジションと呼ばれる位置取りです。

適度に視線を合わせたり、そらしたりできるため、互いにリラックスできると同時に観察することも可能です。初対面や希薄な関係でも、気まずさを感じずに、意味のある会話ができるでしょう。

 

ただ、カウンセリングならまだしも、レストランのテーブルでいきなりこの位置に座ったら、相手は心の中で、え? なんで? と不審に思ってしまうはず。90度型は優れたところが多いですが、違和感なく、この位置に座れる状況は稀です。


現実的なカウンセリングポジションを上から見た図

現実的に使えるカウンセリングポジションです。

ほどよく目を見たり、見なかったりできるので、互いに緊張をやわらげられます。あまり親しい関係でなく、そこにいる目的があいまい(仕事のついでに上司といっしょにランチとなったが、とくに話題もない。時間よ、早く過ぎてくれ)のようなときは、この位置取りが楽ではないでしょうか。ただやはり、社会通念的には、正面に座るのが自然ですので、あからさまにズラされると、あれ? と思う人もいるでしょう。自然にこの位置に座るためには、ポイントが2つあります。

 

ポイント1:長椅子の席を選択する。

ひとり用の椅子が4つ並んでいるテーブル席なら、どうして正面に座らないの? と、違和感を覚える人もいるでしょう。対して、長椅子が2つ向かい合っている席なら、多少正面を外したところで、違和感はありません。

 

ポイント2:相手を先に座らせる。

相手を先に座らせて、相手が奥に座ったら、自分は荷物を奥に置き、少しだけ通路寄りに座ります。相手が通路寄りに座ったら、自分は少しだけ奥に座り、荷物を通路側に置きます。荷物を使えば、違和感なくこの位置に座ることができます。


~さいごに

どうでしたか? 普段、なにげなく座っているかもしれませんが、意識してみるといろいろなことがあります。上司とごはんにいって、会話が続かず困っている、などといった方は、少しでも楽になるように、座る位置に気をつけてみたらいかがでしょうか?

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